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海洋散骨の歴史History

散骨(さんこつ)とは、故人の遺骨・骨壷を墓地に埋葬するのではなく、
海、空、山中等でそのまま撒く葬礼です。
つまり、特に海洋散骨だけを散骨というのではなく、
お骨を撒くという葬法を広く「散骨」といいます。

海に散骨をする「海洋散骨」について

江戸時代以前は、海だけでなく、山など、自然に還す方法が多く採られてきたようですが、江戸時代に行われた宗教統制制作により、檀家制度が生まれ、墓地への埋葬が多くなってきたと考えられています。そのまま、現代になると、「墓地・埋葬等に関する法律(昭和23年5月31日 法律第48号)」や遺骨破棄罪により、散骨をすることが難しくなっていました。

1991年、法務省刑事局は「自然葬に関し、節度をもって、葬送の一つとして行われる限り、違法ではない」という見解を示し、この範囲内であれば、墓埋法や刑法に触れることなく、適法に散骨が行うことができる事となりました。

墓地・埋葬等に関する法律

墓埋法4条規定のとおり、埋葬または焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に行うことができないとされており、同法21条1項により、罰則が定められています。

【刑法190条(抜粋)】
死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてあるものを損壊し、遺棄し、又は領得した者は、3年以下の懲役に処する

上記の通り、懲役刑が定められています。

1991年の見解発表後、海洋散骨はすぐに多く行われてきたわけではありません。石原裕次郎さんなど、著名人が海洋散骨を選ばれてきた中で、少しずつ認知されてきましたが、昨今、メディアなどで終活が紹介されることになり、海洋散骨が注目されています。

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